零細米粉研究員の備忘録

米粉に関することなどをたまに書いていきます

日本の水田の最北端、最南端、最高地点、最低地点について

表題の通り、日本における稲作の最北端、最南端、最高地点、最低地点を調べてみた。

 

最北端:北海道遠別町清川(北緯45度45分。東経141度52分)

Googleで「水田 最北」と調べてみたら、すぐに見つかった。

宗谷岬までは車で2時間程度で着くようだ。

日本最北端に近いような土地でも栽培ができるというのが驚きである。

 

最南端:沖縄県八重山郡竹富町南風見(はいみ)(北緯24度16分15秒 東経123度52分0秒)

今度はGoogleでも分からなかった。

石垣島で稲を栽培していることは聞いたことがあったので、思い切って沖縄県農業研究センターの石垣支所に電話してみた。

そしたら、親切にも調べてくれて、翌日に回答をくれた。

西表島が沖縄で一番南で栽培さてている場所で、南風見というところに水田があることを教えてくれた。

昔はその南にある波照間島でも栽培されていたようだが、今はもう栽培していないらしい(いつやめたかは聞き忘れた)。

ちなみに、上に書いた緯度と経度はwikipediaに書いてあったもので、実際の水田の正確な場所ではない。

北端と南端との距離を調べてみたら、南北には2270キロメートル、直線距離は2795キロメートルの違いがあることが分かった。

 

最高地点:長野県木曽郡木曽町開田高原(標高1260メートル)

以前に長野県職員の知り合いから、標高1000メートルを超えるところに県の農業試験場があるという話を聞いたことがあった。

試験場でその高さなら、一般の水田はもっと高いところにあるだろうと思い、その知り合いに問い合わせてみた。

そしたら、ありがたいことに農業普及センターまで確認してくれて、一番高所にある水田を教えてもらえた。

木曽町の開田高原というところに水田があり、そこの標高が1260メートルにもなるらしい。

この高さは、8府県(千葉、沖縄、大阪、京都、茨城、香川、佐賀、福岡)よりも高い。

天空の稲作とでも呼んでみたくなる。

気圧を調べたら0.8585気圧しかないようで、なんか光合成にも影響がでてきそうな気もする。

 

(たぶん)最低地点:秋田県大潟村(標高マイナス4メートル)

以前に大潟村に行ったときに、村全体が海抜ゼロメートル地帯であるという説明を聞いたことがあった。

そこで、大潟村役場に聞いてみたら、マイナス4メートルくらいの場所にも水田があるということを教えてくれた。

おそらくはここが一番低い水田とは思うが、もしかしたら他にも低いところがあるのかもしれない。

例えば、輪中のあるあたりにも標高の低い土地はあるはずなので、どこかにマイナス5メートルくらいの水田があったりするかもしれないかとも思っている。