ベトナムの虫で稲作がやばい?
ウンカの研究をしている人の話を聞く機会があった。
九州地方とかでは、中国や東南アジアとかの海外から毎年トビイロウンカが海を越えてやってきて、水田に被害が出ているらしい。
最近は、そのトビイロウンカが以前より強くなってきていて問題になっているらしい。
その原因の一つは、ベトナムにあるのだとか聞いた。
ベトナムでは米の生産量が増加しており、新品種の導入や農薬の使用が盛んに行われているらしい。
ウンカの抵抗性品種ができるたびに、次から次へ大面積に導入するので、抵抗性品種に抵抗性のウンカができているとのことだ。
品種の導入から抵抗性の崩壊までは早いと3年程度らしく、ずいぶんと早い。
農薬もずいぶん大量に使っているらしく、農薬にも抵抗性のウンカができているとか。
中国でも同じような状況らしいが、ベトナムはトビイロウンカの一次発生源らしいので、ベトナムの方がより影響が大きいらしい。
そんなわけで、色んな抵抗性を持ったウンカが日本に飛来してくるようになり、被害がでやすくなっているとか聞いた。
実際にどれくらい悪いのか詳しく聞いてないし、その時に聞いたことも全部覚えているわけでもないが、状況が少しずつは悪くなっているらしいと理解した。
将来、九州や西日本でウンカのせいで稲作に大きな悪影響がでないでいてほしいものだ。
それにしても、抵抗性が崩壊しないような品種というのは開発できないものだろうか?
病害の研究をしていない自分にはできないが、誰か作ってほしいものである。